体験談家庭菜園

【家庭菜園体験談】春菊の育て方 ダイソーの中葉春菊の種まき~収穫まで【超初心者】

体験談

ここ数年、家庭菜園に目覚めたノブです。

これまでも自宅のベランダ等でプランターに野菜の苗を植えたり、ペットボトルで水耕栽培などを楽しんでいました。

別記事の指導付き貸農園で栽培しない野菜などは、今年も変わらず自宅の裏庭で育てていく計画なので、栽培がうまくいったケース、うまくいかなかったケースを備忘録的にここに記録していくことにします。

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こちらの記事は春菊(中葉春菊)を育てた体験談の記事です。

この記事はこんな人が対象です。

  • 家庭菜園で春菊を育ててみたい人
  • プランターで野菜を育てた体験談を知りたい人
  • 素人でも作りやすい家庭菜園向きの野菜を知りたい人

この記事を読むとこんな事がわかります

  • 家庭菜園での春菊の育て方
  • プランターで育てた春菊の出来ばえ
  • 春菊を素人が栽培する時のポイント
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春菊の栽培スケジュール

春蒔きは3月中旬〜4月上旬に種まき、5月中旬〜8月上旬に収穫です。

中葉春菊は摘み採り(収穫)して、脇芽を伸ばしてまた摘み採りを繰り返して、長く収穫できるので、私は早めに種まきしました。

春菊の発芽温度・生育適温

春菊の発芽温度は15~25℃、生育適温は15~20℃です。

気温が高すぎると徒長しやすく、低温では成長が遅れます。

そのため適温管理が重要です。

カレンダーは暖地~中間地を目安にしています。寒冷地の場合は春蒔きの場合は少し遅く、秋蒔きの場合は少し早く蒔く等、地域に応じて時期をずらすと良いと思います。

ずらす際の気温の目安は以下の発芽温度、生育適温を参考にして下さい。

品種の紹介〜中葉春菊とは〜

春菊は大きく分けて大葉、中葉、小葉の3種類に分類されます。

特徴はこちらの表の通りです。

春菊の種類 特徴
大葉春菊 葉が大きく幅広いのが特徴。柔らかな食感で、鍋料理や炒め物に適している。風味は比較的穏やか。
中葉春菊 葉のサイズが中間で、程よい香りと食感がバランス良い。多用途で、和洋中の様々な料理に使いやすい。
小葉春菊 葉が細かく小さめで香りが強いのが特徴。薬味やサラダに適しており、独特の春菊の風味を楽しめる。

今回、私は中葉春菊を育てました。

選んだ理由は、茎を摘み取って収穫することで脇芽がたくさん出て長く収穫が楽しめるためです。

準備するもの

春菊栽培では特別なものは必要ありません。

ここでは家庭菜園でプランター栽培をする際の準備品を挙げていきます。

・プランター
・野菜用培養土
・春菊の種
・肥料

プランター

プランターは深さが15センチ以上あれば何でも大丈夫です。

1,2株育てるなら500mlのペットボトルや牛乳パックでも栽培できると思います。

お試しで育ててみるという方はそれでも十分楽しめると思いますので試してみて下さい。

一方、生育状態などを良好にして栽培を成功させたい方はプランターを使った方が確実です。

私が今回使ったプランターはホームセンターで買ったのがこちら。

底面のスノコ付きで鉢底石が不要なもの。

幅違いで2種類使いました。

オンラインで購入するならこちらの65型のプランターが近いでしょうか。

野菜用培養土

野菜用の培養土も市販のものであれば何でも大丈夫です。

とはいえ、培養土は安いものから高いものまでピンキリがあり、安すぎるものはコバエなど虫が発生することもあります。

そのため、私は激安品は避けるようにしています。

それでも植物を育てているので、コバエなどが発生してしまうことはあるので、発生源は土だけではないことは注意しておいて下さい。

 

ノブ
ノブ

土の上に落ちた葉等の有機物を放置するとそれをエサにコバエが発生しやすいよ!

 

私はホームセンターでこちらを購入して使いました。

オンラインで買うならこのあたりでしょうか。

ハイポネックスジャパン 野菜の培養土 14L

65型のプランターが約12Lなので、65型1つ分の量としてもちょうど良いです。

ホームセンターや100均に様々な培養土が売っていますのでプランターの容量を見て必要な量を買いましょう。

春菊の種

上にも書いた通り、今回はダイソーの種を蒔きました。

2袋で100円と安価ですがめちゃくちゃいっぱい入ってます。

上記のプランターに2列蒔いたとしても5個分くらいは余裕で蒔けます。

購入したのは2024年の夏ごろです。

そのため、パッケージの裏面は秋蒔き用の栽培カレンダーになっています。

秋に蒔くために買ったものが春まで余っていたのでこちらを蒔いていますが、春に蒔いても問題なく発芽しました。

発芽率は「50%以上」と表記されており、これは他の野菜と比べるとかなり低めです。

他の野菜は75%以上とか、高いものだと90%以上、というものもあります。

肥料

肥料もあまりこだわる必要はないです。

有機栽培にこだわらなければ、化成肥料が手っ取り早いです。

成分に8-8-8や10-10-10等と書かれているものであれば一般的な肥料です。

数字はチッ素成分、リン酸成分、カリウム成分の比率を表しています。

ノブ
ノブ

チッ素、リン酸、カリ(カリウム)は植物が育つための三大栄養素だよ

他には葉物野菜の肥料等でも問題ありません。

私が使った肥料はこちらです。

通販で購入するならこのあたりでしょうか。

有機入り化成肥料8-8-8 700g

種まき

3月22日

必要なものが揃ったらいよいよ種まきです。

今回はすじ蒔きというやり方で種を蒔きました。

手順はこんな感じです。

(1)土を入れる
(2)溝を作る
(3)種を蒔く
(4)覆土
(5)灌水

土を入れる

プランターの底にスノコを敷きプランター上端から2〜3センチ下くらいまで培養土を入れる。

この2〜3センチの事をウォータスペースと言います。

ウォータースペースを設ける理由は水やりの時に水が溢れてしまうのを防ぐためです。

水が溢れると土も一緒にこぼれ出てしまうので、周辺を汚す事になります。

ベランダ等で育てる場合には排水溝の詰まりの原因にもなりかねませんので、しっかりとウォータースペースを確保しておきましょう。

溝を作る

次に種まきするために土に溝を作ります。

プランターの長辺の端から5cmくらいのところに幅0.5cm、深さ0.5cmほどの溝を作ります。

割り箸などの細い棒で掘っても良いですし、園芸用の支柱などを押し当ててもOKです。

長辺の両方から2列溝を作ります。

種を蒔く

作った溝に種を蒔いていきます。

人差し指と親指で種をつまんで、擦る様な動きで溝に種を落としていきます。

種と種の間は5~10mm程度空けると良いですが、あまり気にしなくて良いです。

春菊は発芽率があまり高くないので、少し多めに蒔くくらいの意識で良いと思います。

多めに蒔いてもプランター4〜5個は蒔けるくらいの量は入っています。

ちなみに私は2~3mmくらいしか間隔が空いてなかったかも知れません。

春菊の種の発芽率は低い
少し多めに蒔くのがコツ

覆土(土を被せる)

種を蒔き終えたら、土を被せます。(覆土する)

春菊は好光性種子なので、覆土は少しかけるで十分です。

イメージは掘った溝の両サイドの土を人差し指と親指で摘むような感じで種の上に軽く土が被ればOKです。

ノブ
ノブ

好光性種子とは発芽に光が必要な種のことだよ

灌水(水やり)

種を蒔いた後の水やりはなるべく優しい水圧でたっぷりとあげます。

注意点は土の表面に水が溜まらないようにする事です。

こうなるとせっかく覆土したのに種が浮いてきてしまい、蒔いた位置から流れてズレてしまいます。

水をあげるときは、2〜3回に分けて水が土に染み込んでからもう一回、というイメージで与えてあげましょう。

水は優しい水圧で2,3回に分けて与える

以上が、種蒔きの手順です。

発芽

3月27日

双葉がちらほらと出てきました。

他の野菜の種に比べると春菊の発芽率は高くないですが、しっかりと発芽してくれました。

後日、動物(多分、猫)が通ったのか、発芽した小さな芽が踏みつけられていました泣

間引きと追肥

間引きは以下のタイミングで2回します。

・本葉が3枚くらいになったとき(1回目)
・本葉が5〜6枚くらいになったとき(2回目)

4月12日

1回目の間引きでは勢いのない株や、軸の細い株、徒長している株などを引き抜いて数を減らします。

間引いた後は株間が約2cmくらいを目安にすると良いと思います。

残す株に悩む場合には株間優先で残すというやり方も一つです。

4月24日

2回目の間引きでも同じように勢いのない株、軸の細い株、徒長している株、斜めに生えている株などを引き抜くまたは根元をハサミで切って下さい。

私は株間が5cmくらいになるように間引きました。

2回目の間引きのタイミングで追肥をします。

追肥はプランターの2列ある株の間にひと掴み程度(約40g)です。

私はチッ素、リン酸、カリが同じ割合(8-8-8)で配合された化成肥料を与えました。

この肥料でなくても、同様8-8-8の肥料はダイソーでも売っています。

配合の割合が多少違っても、与える量を調節すれば大丈夫です。

例 配合が10-10-10なら32g程度という事になります

肥料を与えた後は割り箸などの細い棒や小さめの移植ごてなどで軽く土をほじるようにして馴染ませましょう。

これは中耕という栽培の途中で周辺の土を耕して通気性を良くして、根に酸素を供給する作業も兼ねています。

中耕することにより、生育がよりよくなるため追肥の際に肥料を馴染ませることと合わせてやるのが良いと思います。

以上が、間引きと追肥の手順です。

収穫

中葉春菊は摘み取り型という、繰り返し収穫ができるタイプの春菊です。

収穫は株の途中をはさみなどで切って一部を残すことで、脇芽が新たに伸びるため、その脇芽が育ったところをまた収穫できます。

このように、生育適温が続く間は繰り返し何度でも収穫が可能です。

収穫1回目

5月4日

1回目の収穫は高さが20~25cm程度になった時に、株元の本葉2~3枚を残して摘み取ります。

私は本葉2枚を残してカットしました。

2枚の本葉の付け根に脇芽が出始めていたので、今後はこちらを育てていきます。

この脇芽が再び20cm程になったところで、脇芽の本葉2~3枚を残して摘み取る、というのを繰り返します。

収穫した春菊はこんな感じです。

ノブ
ノブ

こちらは軽く茹でて胡麻和えにしていただきました!

※ひとまず、1回目の収穫までまとめました。今後、2回目以降の収穫をしたら、随時更新していきます。

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