※ご注意
この記事は息子が人食いバクテリアと呼ばれている劇症型溶連菌に感染した際の実際の体験を、記憶、LINEのメッセージ、写真などを元に書いたものです。
当時の私がそうであったように、人食いバクテリアに感染したご本人、ご家族、ご友人などは、わらにもすがる思いで回復した例が無いか探していると思います。
そんな方々がこの記事の例に少しでも希望を持てれば幸いと思い、息子の了承を得て公開することにしました。
私自身は医療関係者ではないため、治療方法、予後の処置、リハビリなど不正確な部分も含まれる可能性がありますこと、ご容赦願います。
特に治療やリハビリについては患者さんごとに状況が異なるため、この記事に書いてあることはひとつの症例であり、全ての人食いバクテリア感染者に有効なわけではないと思います。
実際の治療やリハビリの方針等は担当のお医者様や理学療法士の方と相談して頂く方が良いと思います。
なお、息子が今後、公開を拒むようなことがあれば予告なく非公開にすることがあります。
ハイカロリーな食べ物を摂取しよう
この日は先生にハイカロリーな物食べて、と言われて、ハーゲンダッツを勧められたからご機嫌でした。
何でも、今は体が全力で病気で壊れた体の組織等を回復させている最中なので、とてもカロリーを必要としている状態。
でも、いっぱい食べるということもなかなか難しいため、少量でたくさんエネルギー源を摂れる食べ物が理想的だとか。
そのため、砂糖だけでなく脂肪分も多く含むアイスクリームなどが良いということでした。
ここの病院は、基本的に小児科に入院中の子供達には、病気による制限がない限りは好きなものを食べることを許可してくれているので、親が差入れしてもOKでした。
息子もハーゲンダッツを食べて良いと言われて楽しみにしていたみたいなので、病院にある売店でハーゲンダッツを探しに行って食べたい味を選びました。
1番食べたかったクッキー&クリームは無かったので、キャラメルロイヤルミルクティー味食べていました。
ハーゲンダッツを食べながら息子と話をして分かったのですが、息子は自分がなぜ入院してるか分かってなかったみたいです。
説明したら自分がインフルエンザの後、別の病気になったって理解したみたいです。
これまで、なぜ私や妻は自分を置いて帰ってしまうんだろう、なぜ自分は家に帰れないのだろうと思っていたようです。
もう少し身体が元気になってリハビリして動けるようになったらお家に帰れるよ、と説明すると、「わかった」と言ってました。
下の子と久々の再会
ICUでの面会は1度に2名までかつ、2親等までと決まっていました。
また、命に関わる医療機器もたくさんあることから、幼児も入室が禁止されていました。
多分、どんないたずらをするか読めないから危険すぎるためじゃないかと思います。
そのため、これまでは下の子はずっとお兄ちゃんと会えていない状態が続いていました。
そして、この日は妻のご両親も意識を取り戻した息子と面会を希望していたので、下の子も病院に連れてきてました。
私と妻が面会中、妻のご両親が院内の休憩スペースで下の子の面倒を見て、妻のご両親が面会中、私と妻が休憩スペースで下の子の面倒を見る、という形で交代で面会することにしました。
この日も昨日同様、車いすで院内散歩させて貰えて、その時に許可が出れば弟と会うこともできるのではないかと淡い期待をしていました。
私と妻が病室に着いてから、いつも通り前日の夜からその日の午前中の様子を聞いてから、院内散歩が可能か、弟も来ていてICUの外で会うことは可能か、ダメ元で尋ねてみたところなんと医師から許可が!
息子と売店に向かってハーゲンダッツを購入後、食べるための休憩スペースに着いて、約1カ月ぶりに兄弟再会がかないました。
兄弟共に久々に会えて喜んでいましたが、下の子は特に喜んでいました。
お互い、会えて良かったね!
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