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【体験談】エピソード026 ICU卒業決定

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※ご注意

この記事は息子が人食いバクテリアと呼ばれている劇症型溶連菌に感染した際の実際の体験を、記憶、LINEのメッセージ、写真などを元に書いたものです。

当時の私がそうであったように、人食いバクテリアに感染したご本人、ご家族、ご友人などは、わらにもすがる思いで回復した例が無いか探していると思います。

そんな方々がこの記事の例に少しでも希望を持てれば幸いと思い、息子の了承を得て公開することにしました。

私自身は医療関係者ではないため、治療方法、予後の処置、リハビリなど不正確な部分も含まれる可能性がありますこと、ご容赦願います。

特に治療やリハビリについては患者さんごとに状況が異なるため、この記事に書いてあることはひとつの症例であり、全ての人食いバクテリア感染者に有効なわけではないと思います。

実際の治療やリハビリの方針等は担当のお医者様や理学療法士の方と相談して頂く方が良いと思います。

なお、息子が今後、公開を拒むようなことがあれば予告なく非公開にすることがあります。

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ついにICU卒業が決定

この日、病室に到着してから看護師さんや医師達から昨夜からの様子を聞いて、飛び込んできた良い知らせ。

ついに一般病棟に移ることが決まりました。

明日だそうです。

まだ熱が残ってるからそこが心配ではあるけど、色んなとこが徐々に良くなってきてます。

おしっこもオムツから尿瓶に変わりました。

うんちを自力で出すのにまだ苦労してるから、そこが今は壁かな。

心臓、肝臓、腎臓、血液が不全の状態だったころからは比べ物にならないくらいの状態になってきた。

ICUで治療をしてくれた先生や看護師さん達と記念撮影しました。

息子に関わってくれた全員が揃ったわけではないけど、写真が撮れて良かったです。

本当に感謝してもしきれないのに、お礼の品を渡すことさえできないなんて、難しい世の中です。

己の欲深さを思い知る

息子が入院した直後は、とにかく命が助かればたとえ障がいが残っても良い、とにかく命を助けてくれ、と思っていました。

ところが命の危機が遠ざかると、今度はしっかり意識が戻って欲しい。

意識が戻れば、脳の障がいが最小限であって欲しい。

脳の障がいが軽微で済みそうとなれば、透析しないで済むよう腎臓が回復して欲しい。

透析不要になりそうとわかれば、足の切断がなく、元のように自立歩行できるようになって欲しい。

私の欲は留まるところを知らず、要求が上がっていってます。

そして、その要望を毎日、お寺に参拝してはお願いしている。

何と欲深い人間であるか、参拝しているお寺の仏様にはがっつりバレてます。

でも、本当に元通りに戻ってくれという願いは仕方ないだろう。

ハイカロリーな食べ物第2弾

この日もハイカロリーな食べ物を差し入れしました。

差し入れたのは、解禁されたマック!

テリヤキマックバーガーとチキンナゲットを食べたいと言っていて、医師からも許可が出たので買っていきました。

病院でマック食べて良いなんて初めて聞いたので、びっくりです。

実は前日にお願いされていたので、買っていこうと思っていたのですが病院に着く直前に気付いたので、妻を病院で車から下ろして先に面会に行ってもらい、私は急いで近くのマックを検索!

何とかテリヤキバーガーとナゲットを入手し、少し遅れて病室に到着しました。

息子は相当楽しみにしていたらしく、昼ごはんを少な目にして待っていたようです。

それは良いのか、逆に??とは思ったが看護師さんも医師も知っていることなので、OKなのでしょう。

マックのナゲットとテリヤキバーガーを食べてご満悦でした。

結局、全部は食べきれなくて残してたけども。

しかし、息子よ。本当に個室に移れてて良かったな。

マック独特のとてつもない匂いを感じて、個室じゃなきゃマックは食えんぞ、と思った。

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