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【体験談】エピソード028 ついに一般病棟に

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※ご注意

この記事は息子が人食いバクテリアと呼ばれている劇症型溶連菌に感染した際の実際の体験を、記憶、LINEのメッセージ、写真などを元に書いたものです。

当時の私がそうであったように、人食いバクテリアに感染したご本人、ご家族、ご友人などは、わらにもすがる思いで回復した例が無いか探していると思います。

そんな方々がこの記事の例に少しでも希望を持てれば幸いと思い、息子の了承を得て公開することにしました。

私自身は医療関係者ではないため、治療方法、予後の処置、リハビリなど不正確な部分も含まれる可能性がありますこと、ご容赦願います。

特に治療やリハビリについては患者さんごとに状況が異なるため、この記事に書いてあることはひとつの症例であり、全ての人食いバクテリア感染者に有効なわけではないと思います。

実際の治療やリハビリの方針等は担当のお医者様や理学療法士の方と相談して頂く方が良いと思います。

なお、息子が今後、公開を拒むようなことがあれば予告なく非公開にすることがあります。

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ICU卒業

この日の午前中、無事にICUを卒業して一般病棟に移動できました。

昼ごはんもいっぱい食べられたみたいです。

うんちが昨日から出てないから今日から整腸剤を飲んで自力で出す練習をするそうです。

一般病棟に移ってICUと一般病棟を兼任している看護師さんから、息子自身の身体がこれまでどんな状態だったか、今はどんな状態なのか、これから治療するところを説明してもらったみたいです。

小学生なりに、これまでどこに管が刺さっててそれが全部抜けて、これから足の治療をするって言われたみたい。

足の指の黒いところも直そうねって言われたみたいだから、本人は一応、指が黒いのは自覚してるようだ。

黒いところ治ると良いなぁ、と本当に思う。

ICU卒業時にお世話になった医師や看護師さん達と写真を撮ってもらいました。

長いことお世話になりました

本当にお世話になりました。

同世代の子達と同部屋

この日はICU上がりだからナースステーションの真裏の部屋だったけど、今後、同年代の子達がいる部屋に移る予定みたいです。

その方が本人的にも良いだろうというのが医師達の見解です。

結構人見知りするタイプだから同部屋の子達と仲良くなってくれる事を祈る。

そうすれば寂しさもかなり軽減されるだろうから。

立ち上がる練習開始

一般病棟に移ると、内科的な治療も継続しつつ、平日は毎日リハビリもやるようです。

この日は早速、立ち上がる練習を始めました。

当然、まだ補助付きだけど、大きな前進だと思いました。

ずっと動かしていなかったから膝も足首も固まってしまっていて、かなり痛そうにしてたけど、本人は頑張っていました。

リハビリを根気強く続けていれば立てるようになる!がんばれ!息子よ。

そしてこの日から車いすに乗る時に足を下げられるようになりました。

実はこれまではベッドでも足を心臓と同じ高さにするように言われていました。

理由はふくらはぎの筋肉がほとんどなくなっているせいで、足を下げると重力に逆らって血液を心臓側に流す力が弱いため、むくみが取れなくなってしまうからです。

だからこれまで、車いす乗る時は板をお尻の下に敷いて、足が伸ばせる状態で車いすに乗ってました。

今回、車いすに座る時に足を下げられるようになったというのは、めちゃくちゃ前進です!

それにしてもこの病院、リハビリの部屋にも付いていけるので、どんなリハビリをしているか見られるし、本当にありがたい。

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