※ご注意
この記事は息子が人食いバクテリアと呼ばれている劇症型溶連菌に感染した際の実際の体験を、記憶、LINEのメッセージ、写真などを元に書いたものです。
当時の私がそうであったように、人食いバクテリアに感染したご本人、ご家族、ご友人などは、わらにもすがる思いで回復した例が無いか探していると思います。
そんな方々がこの記事の例に少しでも希望を持てれば幸いと思い、息子の了承を得て公開することにしました。
私自身は医療関係者ではないため、治療方法、予後の処置、リハビリなど不正確な部分も含まれる可能性がありますこと、ご容赦願います。
特に治療やリハビリについては患者さんごとに状況が異なるため、この記事に書いてあることはひとつの症例であり、全ての人食いバクテリア感染者に有効なわけではないと思います。
実際の治療やリハビリの方針等は担当のお医者様や理学療法士の方と相談して頂く方が良いと思います。
なお、息子が今後、公開を拒むようなことがあれば予告なく非公開にすることがあります。
引っ越しが必要か
昨日、退院時の息子の状態が車いすの可能性が高い、と担当の医師から聞いたため、引っ越しを考えなければいけないかも知れないと考え始めた。
というのも、車いすで退院後、息子の足が年単位でしばらく1人で歩けないとなると、階段のない家に引っ越さないと生活ができないのではないかと思う。
自宅は戸建ての持ち家で3階建て。
主な生活スペースが2階にある構造だが、風呂などは1階、寝室は3階。
どうやっても階段の昇降が必要になるし、部屋以外(廊下など)は車いすでの移動もなかなか困難なほど幅が狭い。
リハビリに通ったりするためにどんな車を購入するかという点も悩みだが、一番の悩みは引越しが必要かどうか。
階段の昇降ができないとなると、おんぶするか、抱えるかが必要になるが私が仕事で家にいられればそれもできるだろう。
しかし、どうしても仕事で職場に行かねばならない日はどうするか。
階段の昇降ができない期間がどのくらい必要かで状況がだいぶ変わってくる。
自宅を購入したことに後悔はまったくなかったが、こういう時、賃貸だったら気楽に引っ越しできたのになぁとも思った。
簡単に引っ越しがしにくくなるリスクは承知で購入したが、このような理由で引っ越しが必要になることは全くの想定外。
まぁ少し時間の猶予はあるだろうから、息子の回復の様子を見て必要なら引っ越そうと思った。
息子が負ったダメージ
幸いにも息子は多臓器不全の状態から復活してきた。
腎臓こそまだ道半ばで、この時の尿も膿尿と言って濁った沈殿物が混ざっていた。
膿尿とは死んだ白血球が混ざった尿のこと。
腎臓も今後1〜2ヶ月かけて数値改善するはず、と医師も言っており、おそらく透析は必要なさそうという見込み。
ただ今回の病気で腎臓はダメージは受けてるので、今後の人生で不利が生じる可能性は否定出来ないらしい(要するに完全元通りでは無いっぽい)。
とは言え、透析が不要ならば大きな制約がかからずに生活できるし、かなりポジティブに捉えていた。
また、両足のコンパートメント症候群(血流が悪化しむくんでしまう症状)により足首を動かす神経(腓骨神経)がかなり圧迫されていたみたいだから、足についてはどの程度のダメージで済んでるかが整形外科の先生も読めないらしい。
かなり傷んでたら年単位のリハビリ、最悪のケースで完全に神経が切れてしまっていたら、足首は動かなくなるということらしい。
神経が完全に切れてしまっていなければ、時間をかけて回復する可能性はあるみたいなので、なんとか神経が生き残ってくれていることを祈るばかり。
暇つぶしのアイディア
息子が意識を取り戻してから改めて、息子が死線を彷徨っている時に家族が送ってくれたう応援メッセージ動画を見せた。
息子は応援メッセージを見て喜んでたので、家族に暇な時に自撮り動画で何でも良いから送ってくれると助かる、と連絡した。
息子は病院で暇過ぎて退屈してるから、ネタは何でも良く、動画があると喜んでいたから。
そしたら、私の弟(息子からみると叔父)が出した超ナイスアイディア!
息子が病気になる前にマリオメーカーで作って投稿したコースのゲーム実況動画はどうだろうかと。
弟はやりたくなっちゃうかな?と別の心配もしてくれていたけど、絶対喜ぶと思ったので、負担にならない範囲でお願いした。
弟も育休中だったため、そんなに暇ではないと思ったので。
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