※ご注意
この記事は息子が人食いバクテリアと呼ばれている劇症型溶連菌に感染した際の実際の体験を、記憶、LINEのメッセージ、写真などを元に書いたものです。
当時の私がそうであったように、人食いバクテリアに感染したご本人、ご家族、ご友人などは、わらにもすがる思いで回復した例が無いか探していると思います。
そんな方々がこの記事の例に少しでも希望を持てれば幸いと思い、息子の了承を得て公開することにしました。
私自身は医療関係者ではないため、治療方法、予後の処置、リハビリなど不正確な部分も含まれる可能性がありますこと、ご容赦願います。
特に治療やリハビリについては患者さんごとに状況が異なるため、この記事に書いてあることはひとつの症例であり、全ての人食いバクテリア感染者に有効なわけではないと思います。
実際の治療やリハビリの方針等は担当のお医者様や理学療法士の方と相談して頂く方が良いと思います。
なお、息子が今後、公開を拒むようなことがあれば予告なく非公開にすることがあります。
プリンやゼリーは食べられるように
この日はフェンタニルという医療用麻薬(鎮痛剤、鎮静剤)の点滴量がかなり減っていて、意識はだいぶはっきりしてるし、良く喋ってた。
内出血した皮膚がかさぶたみたいに剥がれて新しい皮膚に変わってきてる。
明日からお粥を朝昼晩の3回食べる様にするようで、息子は早く食べたいらしい。
もともとおかゆはそんなに好きじゃなかったような気がするが・・・
あとは本人が食べたがってるならプリン、ゼリーなどは買って持って行って食べさせてOKという許可が出た。
尿は出来てるけど、まだ自分では出せてないみたい。
でも尿を作れてきているので、腎臓は少しずつだけど良くなってきてるらしい。
尿の成分的にはまだタンパクが出ているため、完全回復はもう少し先。
なので、この時はまだ6時間の透析をしていた。
翌日、いったん透析用の管を抜いてみて、尿とか調子良くなってくればそのまま透析の管は無くすようです。
調子良くなければ、火曜の足の縫合手術の時にもう一回首に管を入れるらしい。
これは、同じ箇所にずっと管を入れ続けていると、そこからの感染症リスクが高まることも懸念してのことだということだった。
暇つぶしのアイディア募集
暇過ぎて退屈そうにしてるから、親や兄弟に暇つぶしの方法でなんか良いアイディアあったら教えて欲しい、と頼んだ。
この時はAmazonプライムの動画ダウンロードしたものを見せたり、スマホの過去の写真見たりしていたので、自宅のノートPC持って行って、昔の動画とか見られる様にしようかと考えていた。
手も足も思う様には動かない上、そもそも小学1年だから字も漫画を読めるほどは読めず。
動画見る以外できなくて暇になってしまう。
内出血した皮膚がかさぶたのようにはがれ始める
全身が内出血したような紫色の肌になってしまっていたが、内出血がおさまり血流が正常になると内出血していた皮膚がかさぶたようになってはがれ始めてきた。
息子は手の皮膚をぺりぺりとはがしていた。
痛くないのか聞いたが、痛くないらしい。
はがれた箇所も特に傷っぽい感じにはなっていないため、擦り傷のあとのようにじゅくじゅくもしていない。
息子に触れても大丈夫か聞き、さわってみたらとんでもなくツルスベ肌になってた笑
透析用の管を抜管
明日だと思っていた透析用の首の管の抜管がこの日の夜になり、抜くところを見させてもらえた。
首からはぴょこっと出ているだけだったので、抜いた時の長さにビックリ。
首の太い血管で心臓の近くまで入っていたと聞いて、さらにビックリ。
でも無事に抜けて良かった。
あとはこのまま透析しなくて済むようになれば最高だ。
そんなことを思いながらこの日も面会時間が終了し、帰路に着いた。
息子は翌日から食べることになっているお粥を楽しみにしてるみたいだし、プリンも買って持って行くと言ってあるから忘れずに買って持っていこうと思う。
この日も写真を撮ったのだが、祖父母に送るから笑ってと言ったら口角を上げてくれた。
やはり、こういう行動から考えても脳の障がいはあまり無さそうだ。
コメント