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【体験談】エピソード018 うどんが食べれてにっこり

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※ご注意

この記事は息子が人食いバクテリアと呼ばれている劇症型溶連菌に感染した際の実際の体験を、記憶、LINEのメッセージ、写真などを元に書いたものです。

当時の私がそうであったように、人食いバクテリアに感染したご本人、ご家族、ご友人などは、わらにもすがる思いで回復した例が無いか探していると思います。

そんな方々がこの記事の例に少しでも希望を持てれば幸いと思い、息子の了承を得て公開することにしました。

私自身は医療関係者ではないため、治療方法、予後の処置、リハビリなど不正確な部分も含まれる可能性がありますこと、ご容赦願います。

特に治療やリハビリについては患者さんごとに状況が異なるため、この記事に書いてあることはひとつの症例であり、全ての人食いバクテリア感染者に有効なわけではないと思います。

実際の治療やリハビリの方針等は担当のお医者様や理学療法士の方と相談して頂く方が良いと思います。

なお、息子が今後、公開を拒むようなことがあれば予告なく非公開にすることがあります。

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好物のうどんで笑顔に

この日は気持ち悪いのがだいぶ改善したみたいで、昨日よりも元気そうに笑ってました。

病室に着いてから、「昼ごはん食べた?」と聞いたら、「今日はうどんだった」と言ってにっこりしてました。

声はまだまだか細いですが、少しずつ息子に笑顔が戻ってきてる感じ。

前日の夜も便が出たと息子本人が言ってたから、お腹の中もスッキリしてきてるのかもしれない。

しかし、その後夕飯を食べた後あたりから気持ち悪くなってきてしまい、看護師さんが聴診器で音を聞いてくれた結果、多分、便が溜まっているということで、浣腸をして排便することに。

息子はとにかく浣腸が嫌いです。

これは元気な時に便秘で浣腸した時もそうだったので、元々です。

この日も「浣腸やだぁ」と泣いていたけど、体が動かせない息子は半ば無理やり浣腸させられてました。

結果的には便が出て気持ち悪いのもすっきりしたようでしたが(苦笑)

腎機能の完全回復はまだ

尿は利尿剤無しでも200ccくらい出るようになってきていたけど、腎機能としてはまだ完全ではないらしい。

そのため、もう何回か透析した方が良いだろうというのが医師の診断。

2日前から新しい抗生剤の投与も開始していたみたいで、この日の血液検査で炎症値は下がってきてるので効果が出てると見てるとのこと。

内出血してたところの皮膚が入れ替わりのために剥がれてきてて、めちゃくちゃ痒いらしい。

痒くて血が出るほど掻きむしってるから、軟膏塗って対応中。

相変わらず暇つぶしには苦労していて、病院保有のDVDにあまり息子の好みが無いらしく、家にあるやつ持ってくれてもOK、と言われた。

見たいDVDあったら送るから教えてくれ、と弟が言ってくれたがぱっとは思いつかないので、とりあえず保留にした。

面会時間の終わりがツライ

起きている時間が増えてきたことで、面会時間の終わりの時間でも息子が起きていた。

帰らねばならない時間ということを告げると、シクシクと泣いていた。

まだ小学校1年だし、祖父母の家にも1人で外泊をしたことが無かった息子は、夜1人になるとやはり寂しいらしい。

これまでは帰るときに息子は眠っていたから、泣いているところを見ずに帰れたけど、泣いている姿を見ると親としても切ない。

病院が面会時間の終了時刻に対して厳しくなかったため、息子に明日も来るから、と告げて落ち着くまでの間、面会時間が過ぎても看護師さんらが多めに見てくれたことには感謝しかない。

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