※ご注意
この記事は息子が人食いバクテリアと呼ばれている劇症型溶連菌に感染した際の実際の体験を、記憶、LINEのメッセージ、写真などを元に書いたものです。
当時の私がそうであったように、人食いバクテリアに感染したご本人、ご家族、ご友人などは、わらにもすがる思いで回復した例が無いか探していると思います。
そんな方々がこの記事の例に少しでも希望を持てれば幸いと思い、息子の了承を得て公開することにしました。
私自身は医療関係者ではないため、治療方法、予後の処置、リハビリなど不正確な部分も含まれる可能性がありますこと、ご容赦願います。
特に治療やリハビリについては患者さんごとに状況が異なるため、この記事に書いてあることはひとつの症例であり、全ての人食いバクテリア感染者に有効なわけではないと思います。
実際の治療やリハビリの方針等は担当のお医者様や理学療法士の方と相談して頂く方が良いと思います。
なお、息子が今後、公開を拒むようなことがあれば予告なく非公開にすることがあります。
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自動ドア越しに下の子と
一般病棟に移ったので、病室の外のデイルームに行けば自由に面会できるのかと思ってたのですが、考えが甘かった。
現在、自宅に私や妻の両親がいない為、片方は入院中の息子の面会、もう片方が自宅で下の子の面倒を見る必要がありました。
面会が許される半分くらいの時間で私と妻が入れ替わっていたのですが、この時は自宅で留守番がまだできない下の子は病院まで連れてくる必要がありました。
そのため、この日に下の子と会わせようと思っていました。
しかし感染症予防のため、基本的には病室に入れる2親等以外の人との面会は基本的にはNG。
息子が病棟から出る時も検査やリハビリ以外は医師の許可が必要という事でした。
逆にいうと検査やリハビリは医師が許可しているから病棟から出られる、ということですね。
なので、この日に下の子と面会することは断念しました。
その代わりと言ってはなんですが、病室やナースステーションがある小児病棟の自動ドアのところで私と妻が入れ替わる時に、自動ドア越しに手を振るだけでおしまい。
下の子は基本的にはずっと会えていないので、やっぱり寂しそうでした。
それでも「A(上の子の名前)、笑ってたね!」と少しずつ元気になっているのは感じ取れたようです。
自力で排便ができた
一般病棟に移った後も内科的な治療は続いていて、先日ようやく熱の原因と思われる腎臓の炎症がわかったところ。
お腹の筋力が落ちているのか、腸の運動をさせる筋力も落ちているのか、排便はなかなか自力でできず、浣腸をして排便していた。
そして息子は浣腸が大嫌い。
私自身は幸いにも人生で一度も浣腸をやったことがないため、浣腸された後どうなるのか想像ができない。
息子は排便できないことによりお腹が張り、夕食後、いつもお腹が痛いと訴えていた。
そしてそのたびに泣きながら浣腸され強制的に排便していた。
それを2日前から酸化マグネシウム系の整腸剤(モビコール)の服用に変更していて、今日、自力で排便ができました。
整腸剤は1日2包飲んでやっと出せるというレベルなので、まだまだ筋力は弱いのだと思う。
それでも自力で出せるようになったのは大きな一歩なので、本当に良かった。
しかも、浣腸はやりすぎると薬が癖になってしまい、浣腸無しで排便できなくなるリスクがあるのに対し、モビコールは癖にならないというのも大きな変化。
今後、モビコールの服用を継続して様子をみながら徐々に薬の量を減らしていくようです。
同室の子達でSwitchの通信プレイ
午前中は面会ができないため、病室では院内学級の授業を受けたり、子供達同士でお話をしているみたいです。
今日は、同室の子達でSwitchの通信プレイをしていたようです。
ただでさえ暇な上、治療もリハビリも辛い入院生活。
少しでも病院内でできることで楽しみを見つけてくれると見守る側も少し安心。
まだまだ退院の目途は立たない中、少し救いが見られて良かった。
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