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【体験談】エピソード013 人工透析は24時間から週3回に減少

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※ご注意

この記事は息子が人食いバクテリアと呼ばれている劇症型溶連菌に感染した際の実際の体験を、記憶、LINEのメッセージ、写真などを元に書いたものです。

当時の私がそうであったように、人食いバクテリアに感染したご本人、ご家族、ご友人などは、わらにもすがる思いで回復した例が無いか探していると思います。

そんな方々がこの記事の例に少しでも希望を持てれば幸いと思い、息子の了承を得て公開することにしました。

私自身は医療関係者ではないため、治療方法、予後の処置、リハビリなど不正確な部分も含まれる可能性がありますこと、ご容赦願います。

特に治療やリハビリについては患者さんごとに状況が異なるため、この記事に書いてあることはひとつの症例であり、全ての人食いバクテリア感染者に有効なわけではないと思います。

実際の治療やリハビリの方針等は担当のお医者様や理学療法士の方と相談して頂く方が良いと思います。

なお、息子が今後、公開を拒むようなことがあれば予告なく非公開にすることがあります。

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人工透析を間欠に

この日から透析を24時間ではなく週3回に減らしました。

尿路の管も抜きました。

ただ、尿はまだ出ていないみたい。

これで腕の点滴、鼻から胃の方に向かってる食事用の管、透析用の首の管だけになった。

食事は管を通して摂る栄養に加えて、今朝はみかんゼリーを2口くらい食べて、飲み込む事もできたみたい。

もう少し回復してきたら極端に免疫が弱いかどうかの検査も念のためしてみましょうと言われた。

極端に免疫が弱い場合は予防接種の時に発病しちゃうくらいだから、無いとは思うが念のため、らしい。

血液検査で白血球数が落ち切らないらしく、原因を探っている。

これを聞いて、まだ体の中は菌と戦っているのかも知れないと思った。(これは私の推測)

足の手術の傷の経過は良くなってて、予定通り来週には切開した箇所を閉じられそうだということだった。

これから少しずつリハビリを開始するようです。

体を動かす事で身体の血の巡りが良くなるので、まずは食べる動作とかから始めるみたいです。

少しずつだが着実に良くなってきているのが実感できて本当に嬉しい。

この日は看護師さんが鼻から入れている管を固定するテープに息子の好きなドラえもんを描いてくれていました。

本人は見えないだろうけど笑

目を覚ましてこちらを見てくれました。ほっぺの固定テープに看護師さんがドラえもんを描いてくれました

P2 足の手術後の処置

足の切開手術をしてから、毎日、傷の処置をしていた。

処置の内容の詳細はわからないが、傷口の状態の確認、消毒、出血を吸い取ったガーゼや包帯の交換、抗菌薬などをして傷が乾燥しないような処置をしていたと思う。

面会時間中に処置がある場合はその間、一度病室から出されるのだがこの日は処置を見ても良いということだったので、病室に残って見させてもらった。

「お父さん、大丈夫ですか?」としきりに聞かれたけど、それだけ傷が痛々しいということなんだと思った。

逆に今まで、病室の外で待つように言われていたのは、痛々しい傷の状況をみて耐えられない方も多いという配慮からなのだと思う。

ある程度ひどい状態であることは覚悟していたので、私自身は見たい方が勝った。

処置が始まって数人がかりで包帯などを外して傷口の消毒をしている時、初めて息子のふくらはぎの状態を見た。

皮膚はあざのような赤紫色に全体が内出血していて、傷口ははじごのようにヒモが通されていた。

左:右足の内側、右:左足の外側

確かに急にこれを見せられたら衝撃的かも知れない。

ヒモは腫れの引きに合わせて、少しずつでも傷口を閉じられるように付けられているみたい。

息子はこの時はまだぱっくりと傷口が開いていた。

妻にも見せるため、処置の邪魔にならないようにベッドから離れたところから足の写真を撮らせてもらった。

皮膚の色も相まって、言い方は悪いけどフランケンシュタインみたい、と思ってしまった。

足の甲もパンパンに腫れていて、骨折でもしてるんじゃないかと思うくらい太くなっていた。(こちらは写真を撮れなかった)

正直、これで腫れが引いてきたと言われると、どこまで腫れてたのか想像ができない。

傷はなかなかに痛々しい見た目だったが、それでも自分の目で状態を確認できて良かった。

病室に留まることを許してくれた医療チームに感謝です。

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