※ご注意
この記事は息子が人食いバクテリアと呼ばれている劇症型溶連菌に感染した際の実際の体験を、記憶、LINEのメッセージ、写真などを元に書いたものです。
当時の私がそうであったように、人食いバクテリアに感染したご本人、ご家族、ご友人などは、わらにもすがる思いで回復した例が無いか探していると思います。
そんな方々がこの記事の例に少しでも希望を持てれば幸いと思い、息子の了承を得て公開することにしました。
私自身は医療関係者ではないため、治療方法、予後の処置、リハビリなど不正確な部分も含まれる可能性がありますこと、ご容赦願います。
特に治療やリハビリについては患者さんごとに状況が異なるため、この記事に書いてあることはひとつの症例であり、全ての人食いバクテリア感染者に有効なわけではないと思います。
実際の治療やリハビリの方針等は担当のお医者様や理学療法士の方と相談して頂く方が良いと思います。
なお、息子が今後、公開を拒むようなことがあれば予告なく非公開にすることがあります。
気持ちよかった体拭き
昨日と意識の状態はそこまで変わらないけど、昨日よりは喋ってる。
昨夜はお湯で体を拭いてもらったのが気持ちよかったらしく、「もうちょっと」とお願いしてたらしい笑
おしっこがまだ出ないみたいなので利尿剤を試しながら、透析を継続して気長に治療する必要があるようだ。
手術で切開した足の傷の状態は出血の状況も悪くなく、輸血も不要になっている。
腸からの栄養吸収も良好でこの日から量も増やしていた。
どんどん良くなっていってるとは思うのでこのまま、スッキリと元通りになってくれる事を願うばかり。
体につながっていた管はかなり減りました。
この日は腿から入っていた中心静脈の点滴も外されて、残るは腕の末梢点滴と鼻から入れてる栄養の管、首の透析用の管、尿路の管かな。
顔の方もかなりスッキリしてきました。
ずっと管が入ってたせいか、喉が渇いているみたいで「ママ、飲み物」とか言ってるけど、意識がもう少しはっきりして、誤飲の心配がなくなれば普通に口から飲んで大丈夫な状態にはなっているらしい。
尿ができていない
人工透析をしているために尿が出ないのか、腎機能の低下で尿が出ないのかわからなかったため、エコーで膀胱を検査した結果、膀胱に尿がほぼなかったらしい。
医師に聞いたところ、やはり体の中で尿が作れていないという事で腎機能が戻っていないようです。
仮に今後の生活で人工透析が必要だとしても、24時間ずっと透析が必要なケースは稀ということだった。
そうなったらその中でできる事をやっていくしかないな、と思いつつ色々と考えてしまう。
何も悪くないこの子がなんでこんなハンデを負わなきゃいけないのか、とか。
旅行も好きだったのに、制限されるなぁとか。
敏感に感じ取る下の子
入院中の上の子が意識が戻らない間はあまりわがままを言わなかった下の子。
上の子の意識が戻ったあたりから、少しずつ要求するようになってきた笑
早く帰ってきて欲しいと言っていたので、妻が面会時間の途中で先に帰ることにした。
この辺りの空気を敏感に察知するのには本当に感心してしまう。
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