※ご注意
この記事は息子が人食いバクテリアと呼ばれている劇症型溶連菌に感染した際の実際の体験を、記憶、LINEのメッセージ、写真などを元に書いたものです。
当時の私がそうであったように、人食いバクテリアに感染したご本人、ご家族、ご友人などは、わらにもすがる思いで回復した例が無いか探していると思います。
そんな方々がこの記事の例に少しでも希望を持てれば幸いと思い、息子の了承を得て公開することにしました。
私自身は医療関係者ではないため、治療方法、予後の処置、リハビリなど不正確な部分も含まれる可能性がありますこと、ご容赦願います。
特に治療やリハビリについては患者さんごとに状況が異なるため、この記事に書いてあることはひとつの症例であり、全ての人食いバクテリア感染者に有効なわけではないと思います。
実際の治療やリハビリの方針等は担当のお医者様や理学療法士の方と相談して頂く方が良いと思います。
なお、息子が今後、公開を拒むようなことがあれば予告なく非公開にすることがあります。
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本人のリハビリへのモチベーションは高い
今日はリハビリで車椅子の手すりに手をかけて自分で立ち上がっていた。
もちろん立った姿勢を維持することは自分ではまだ出来ない。

これから歩行などをしていく上で本人のモチベーションが無いと立ち上がらないので良い事です
とは理学療法士さんの前向きな言葉。
この日はモモの筋トレと立ち上がり姿勢維持の練習、それから歩く練習をして終了。
息子は結構ヘバってた笑
息子は意識が無かった期間に寝たきりで体を動かせない状態だったため、全身の筋肉が衰えてしまってる。
毎日30%ずつ落ちていくらしいです。
そのため、今後の歩行とかを見据えた時に、お尻の筋肉と腹筋、背筋など体幹の筋肉をしっかりつけていくトレーニングをしていく必要があるみたいです。
手の筋力も同じように落ちていたのですが、手の動きとしてはほぼ元に戻っている。
あとは腕の筋力がもう少し上がってくれば元通りかな、という印象。
箸で飯食べられるし、大好きなタブレットもかなり自由に操作できるようになっています。
足の切断の可能性
この日、整形外科の先生の診察があり、足の状態について話を聞いた。
左の足首は動かせていると思う、と言われ少し安堵した。
一方で、右はまだ怪しいという感じらしい。
加えて、黒くなってしまっている右足の第3趾、第4趾、第5趾の先っぽについては、肉の部分が落ちて骨が見えてしまったら一般的にはそこから細菌感染を起こす可能性かあるようです。
整形外科の先生曰く、

そうなる前にどこかで指先だけ切断するというのを決断しないといけなくなるかも知れません
ただその判断は今のところ急ぐ必要はなく、リハビリが終わる数ヶ月後とかに判断するかも知れない、ということだった。
懸念していたことを現実に突き付けられ、また落ち込む。
とは言え、一時は膝上からの切断まで覚悟した中で指先だけで済む、と思ってポジティブにとらえようと思う。
あとは息子本人が切断を余儀なくされた時にどんな心境になるかは、まったく想像ができない。
少しでも息子がポジティブに捉えられるように、注意深くケアしていこうと思う。
↓は食事の飲み物で大好物のレモンティーが出て嬉しそうにしている息子の写真
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