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知らないとヤバい!使う予定の無いお金の有効活用術ー優待クロス取引を利用して元本を維持しつつ利回り4%を実現!

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子供の教育資金住宅購入資金、有事の際の生活防衛資金など、使う予定の無い現金ってありますよね?

でも、現金として残しているということは元本の維持流動性の担保は必須です。

資産運用は投資信託、ETF、個別株などで行っている方も、手元に残している現金元本と流動性を担保しつつ有効活用したいと考えている人は多いのではないでしょうか。

元本と流動性を担保するとやっぱり銀行の預金くらいしかないので、利回りは諦めてます

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優待クロス取引を利用すると元本の維持と流動性を担保した上で、約4%相当の優待品を取得できますよ

株主優待のクロス取引は超低リスクで株主優待を取得出来る事で有名ですが、元本の維持や流動性の担保は可能なのでしょうか?

また、年間を通じてどの程度の利回りが期待できるのでしょうか?

私は2020年途中から優待クロス取引を始めましたが、最初は私も元本の維持や流動性の担保については半信半疑でした。

しかし、クロス取引をやっていくうちに、まとまった現金がある人はやらない手は無いと思うようになりました。

今年から本格的にクロス取引を始めた私が、2021年の1~6月の半年間の優待クロス取引の実績から優待の年間利回りの予測をご紹介します。

この記事はこんな人が対象です。

  • 使う予定の無い現金の元本と流動性を維持しながら上手く活用したい人
  • 優待クロス取引が本当に得なのか知りたい人

この記事を読むとこんな事がわかります

  • 優待クロス取引を利用した使う予定の無い現金の活用によるメリットとデメリット
  • 優待クロス取引で年間4%相当の優待を得つつ元本と流動性が担保できる理由
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優待クロス取引による現金の活用

優待クロス取引を利用した現金の活用術に関して、まずはメリットとデメリットを確認しましょう。

これらを比較して、メリットの方が大きいと思った方は優待クロス取引で現金を活用してみて下さい。

メリット

ではまずメリット3つ

  1. かなりの低リスク
  2. 額面的にもそれなりに大きい

まず何といっても、優待クロス取引はやり方さえ間違えなければ、1.かなりの低リスクです。

具体的は、株価変動による損失の心配が無いことが大きいですね。

これは、売りと買いの注文を同時に出すからです。

詳しい取引のやり方は全手順をスクショ付きで丁寧に記載した記事を書きましたので、こちらを参照下さい。

結果的に、手数料と貸株料などのコストのみで株主優待を取得できます。

私は取得にかかるコストが貰える優待の価値の1割以下を目安に調節して取引をしています。

こちら↓は私が日本マクドナルドの優待を取得した際にかかったコストと優待の価値の例です。

銘柄によっては、数円のコストで取得できてしまうケースもあります!

貰える優待とかかるコストはこちらの記事を参考に計算してみて下さい。

このように優待を得るための手数料分を補填すれば現金の元本を維持して、手数料以上の価値がある優待を得られることになります。

そして2番目のメリットして、2.額面的にそれなりに大きい金額相当の優待が得られます。

上記のマクドナルドの例にもあるように、食事券がもらえたり、現金同等の商品券、QUOカードなどの優待で外食や買い物などができます。

優待で自社商品をくれる銘柄だと、通常は手が出ないようなちょっとした高級品(ティシュ、洗剤、化粧品、ハム、おもちゃなど)を使えたり、食べられるのも嬉しいですね。

私は2021年の1月から6月の半年間で約17万円相当の優待をもらいました。

デメリット

続いてデメリット3つ

  1. 諸経費分の現金の補填が必要
  2. 現金では受け取れない
  3. 手間がかかる

最大のデメリットは1.諸経費分の現金の補填が必要であることでしょう。

あれ、元本は減らないんじゃ・・・ないの?

取引手数料や貸株料などの諸経費は現金として一時的に目減りします。

しかし、その諸経費分の現金を優待を使うことによる節約で補填することは十分可能です。

マクドナルドの例もそうですが、諸経費よりも優待の価値の方がはるかに高いからです。

詳細は後述の”元本維持と流動性を担保できる理由”に記載するので、そちらも参考にしてください。

したがって、諸経費分の現金を補填しさえすれば元本の維持はできることになります。

私は対策として、支払う諸経費は優待価値の1割以下となるように、クロスする日を逆算しています。

諸経費が1割を下回る前に一般信用売りの在庫がなくなってしまった場合にはその銘柄の優待取得は潔く諦めます。

1割以下というのはあくまでも私の目安ですので、自分が納得できる割合で決めれば良いでしょう。

また、取得した優待をヤフオクやメルカリで現金化する手段もありますが、転売の売値は従来の価値よりかなり下がりますし、優待の偽造品が売られるという詐欺の温床にもなっているので、私のスタンスとしては非推奨です。

そして、上記のデメリットとも関係しますが、2.現金では受け取れないこともデメリットの一つと言えるでしょう。

投資で得られる利回りは配当でも値上がり益でも、現金で受け取れますが、株主優待は現金では受け取れません。

QUOカード、商品券など、現金のように使えるものから、食事券、カタログギフト、自社商品など使い道が限定されているものまで幅広くあります。

そして、デメリット3つ目。これが実は一番ネックになる人も多くいるかも知れません。

それは、3.手間がかかるということです。

手間とは、主に調査の手間のことを指します。

例えば、優待をくれる銘柄、優待をくれる条件(権利月、権利日、継続保有など)、一般信用売りの可否、在庫状況、もらう優待とコストの比較などの調査です。

これは慣れるまで意外と時間を取られるのですが、今は色々な人が”今月の優待銘柄”などの情報をSNSで発信していたり、証券口座の銘柄検索でも優待検索の機能を使うことでかなり短縮できます。

上記のメリットとデメリットを比較して、メリットが上回る、という人は是非やってみて下さい。

優待クロス取引は本当にお得なのか

まず結論!銀行預金よりは遥かにお得です。

具体的に数字で見ていきましょう。

ズバリ年間利回りは4%以上

私の2021年1月から6月の半年間のクロス取引で得た優待の実績を元に利回りの計算方法を公開します。

半年間の取引の実績から計算した結果、取得した優待の価値(収入)から取得のコスト(支出)を引いた純粋な利益は、

157,539円となり、これは原資の700万円の2.25%に相当します。

半年間での実績なので、1年間で換算すると利回りは 2.25 × 2 = 4.5% になります。

株主優待が年1回の銘柄も少し含まれることを考慮して、2.25 × 1.8 で計算したとしても4.05%になります。

これは銀行預金の実に20倍以上の利回りになります!
※定期預金や優遇金利等を考慮しても銀行預金では最大0.2%程度の金利(2021年8月8日時点)

利回りの計算方法
取引原資:現金700万円
収入額:169,208円
優待の価値を以下の基準で算出して合計
※食事券、買い物券、QUOカードは券面金額
※自社製品やカタログギフトは企業のHPで調査
※商品との交換券は交換できる最高額の商品の金額
支出額:11,670円
証券会社の取引履歴から以下の額を合計
※取引手数料
※貸株料(信用売り)
※金利(信用買い)
※逆日歩

元本の維持と流動性を担保できる理由

優待クロス取引を利用して現金を有効活用する手法では、元本の維持と流動性の担保が可能です。

元本維持をできる理由は信用売りと現物買いを同時に注文するため、株価が上下しても互いに損益を相殺しあって損失も利益も出ないからです。

信用売りは現渡(現物株を返済に充てる)によりいつでも現金化できますので、流動性も維持されます。

つまり、実態としては現金を持っているのとほとんど変わらないのです。

一方で、取引手数料と貸株料などの諸経費分のコストは補填が必要です。

だからやっぱり元本減るんですよね・・・?

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いえいえ、もらった優待で節約した分を補填に回すことで元本は簡単に維持できますよ!具体的な銘柄で説明しますね。

では、みずほリース(8425)を例に見ていきましょう。

みずほリース(8425)は3月末時点の100株以上保有の株主にQUOカード3,000円分を提供しています。

この優待を取得するのにかかったコストは実にたったの173円!


この取引履歴が示す通り、諸経費173円分は元本が減ります。

でも173円を自分の財布から補填するのは簡単ですよね?

だって3000円分のQUOカードで3000円分浮くんだから!

このように、諸経費で目減りした現金をもらった優待での節約で補填することは何の問題もありません。

優待クロス取引でオススメの証券会社

優待クロス取引をする際にオススメの証券会社は以下の3社です。

  • SMBC日興証券
  • 楽天証券
  • SBI証券

基本的には諸経費の大部分を占める貸株料の金利(貸株料率)が安く、現渡の取引手数料がかからない証券会社です。

特にSMBC日興証券は一般信用の取り扱い銘柄や在庫も豊富なため、クロス取引をするためには開いておきたいですね。

以下の記事には上記3社を勧めるより詳細で具体的な理由も記載しています。

まとめ

優待クロス取引を利用すると
現金の元本の維持流動性を担保しつつ4%以上の利回りが見込める

以下の3点にも注意しましょう。

  • 4%は現金で受け取れる訳では無い
  • クロス取引の手数料相当の現金は補填が必要
  • 調査の手間がかかる

額面的には私の実績からの予測で、年間で約34万円分の優待取得が可能!

優待を使ったちょっとリッチな生活は出来る!

安全資産として持っておく現金の活用方法としては十分お得!

最後までお読み頂きありがとうございます。

皆さんの生活が豊かになることを願っております。

ではでは!

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