投資節約術

【全部知ってる?】一般信用在庫切れ銘柄をクロス取引をする5つの裏技

投資

こんにちは、ノブです。

株主優待で暮らしを豊かに!

をモットーに優待クロス取引を利用して株主優待を取得する方法、優待の活用方法などを記事にしています。

2020年から株主優待のクロス取引を始めて、これまで延200銘柄以上の優待をもらってきた実績から皆さんに役立つ株主優待情報を発信しています。

取得のタイミングや取得コストの落とし方などを日々試行錯誤していますので、皆さんの参考になれば幸いです。

みんな一緒に豊かな暮らしを手に入れましょう!

さて、今回の本題ですが・・・

狙っていた銘柄の一般信用売りの在庫がもうない(泣)

クロス取引をしていると、こんなことがよくありますよね。

最近はクロス取引も知名度が上がってきて、あらゆる銘柄の一般信用売りの在庫が切れるのがどんどん早まっています

かといって早めにクロスするとコストが上がってしまうし・・・と様子見した銘柄の在庫がなくなっていると後悔は半端じゃない。

在庫がなくなってしまったけど、どうしても欲しい優待ってありますよね。

この記事はそんな時に私が取っている手段を5つ紹介します。

クロス取引のやり方を知りたい人はまずこちらをご覧下さい。

SMBC日興証券、楽天証券、SBI証券、でクロス取引をする全手順をスクショの画像で解説しています。

この記事はこんな人が対象です。

  • 基本的なクロス取引のやり方は知っている人
  • クロス取引するつもりだった銘柄の一般信用売り在庫が無くなってしまった人
  • クロス資金の余剰分が発生してクロスする株数を追加したい人

この記事を読むとこんな事がわかります

  • 日興証券で一般信用売り在庫がなくなってしまった後の次の手段
  • クロスする時期を早めずに一般信用在庫を確保する確率を上げる方法
  • どうしてもクロスしたい銘柄をギャンブル的に取得する方法
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一般信用売り在庫が無くなった時の手段

クロスコストを抑えるためには、なるべく権利月最終日に近い日にクロスする必要があります。

信用売りでキープしている期間が短いほど、貸株料の負担が小さくて済むからです。

一方で逆日歩のつかない一般信用売りの在庫は権利付最終日が近づくにつれ無くなっていきます

このチキンレースを楽しむのも優待クロス取引の醍醐味の1つではありますが、やっぱり最終的に株主優待をもらえないと意味がないですよね。

そのためには一般信用売りの在庫をいかにして確保するかがカギを握ります。

私は主にSMBC日興証券を使っていますが、株主優待が欲しい銘柄の一般信用売りを建てる前に在庫が無くなってしまうことが頻繁にあります。

そんな時に私が取っている手段5つをご紹介します。

ノブ
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やっていく順番に並べたよ!

1.在庫ゼロでも注文を出し続ける

意味がわからないかも知れませんが、在庫ゼロの状態でも最低売買単位(通常は100株)で一般信用売りの注文を出し続けます。

状態としてはこんな↓感じ。

当たり前ですが、在庫ゼロの状態で注文を出すとこんな画面が出て注文はできません。

でも、それを何回かあるいは何十回か繰り返していると、急に注文が通る時があります。

つまり、瞬間的に在庫が復活していることがあるんですね。

カラクリを推測するに、

本当にクロスするか決めていない段階でも、とりあえず一般信用売りの在庫を確保して後から実際にクロスするか考える、という人が大勢います。(ノブの推測ですが)

そうして在庫を確保した後で時間をかけて検討した結果、現物を買うための資金不足などにより確保した在庫をリリースする人がいるのです。

タイミング良くリリースされた時に注文ボタンを押すと注文が通ることがあるということです。

この”在庫ゼロ注文法”は常に注文を出し続けられれば苦労はしないのですが、現実的じゃありません。

狙い目は
争奪戦の日(金曜日)の夜
その翌週の木曜日の夜

クロス取引をする人の行動と心理から理由を解説します。

クロス取引あるあるですが、在庫を確保したものの全部の現物を買う資金が足りないということがありませんか?

そうなると確保した在庫を泣く泣くリリースせざるを得ないので、

在庫を確保した段階で自分の資金と現物を買うための現金を比較する、

という作業を在庫を確保した段階でやっておきたくなります。

この段階で資金が足りないなら、追加で現金を入れることもできますし、在庫をリリースすることもできるので。

これが金曜日の夜、というわけです。

次に、日興証券を使用している人はほぼ間違いなく、指値注文で高めの金額を入れておき、注文期間を「今週中」にして、週末(金曜日)にクロスの注文をしています。

その時、クロス注文の前日の夜に注文を「指値」から「成行」に変更する必要があります。

このタイミングで、現物確保の資金が足りないことに気づいたり、活用しきれない優待銘柄などの選別により、在庫がリリースされます。

この作業をやるのが木曜日の夜です。

この方法はプログラム(スクリプト)を使ってコンマ何秒おきに注文をしているような強者も・・・

ただ、SMBC日興証券はプログラムによる注文をしていると思われる頻回にサーバーにアクセスしているユーザーに対しては、「警告」の通告があったようです。

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今後はプログラムでの注文はやめておいた方が良いかも!?

プログラムで注文され続けたらサイバー攻撃かけられているようなものですからね。

したがって、今後はプログラムによる発注はNGになっていく傾向ではないかと予想しています。

2.朝5時の在庫復活を狙う

日興証券は午前2時~5時の間、システムが休止になりサービス時間外になります。

5時の段階で当日の注文として、値幅の設定等の処理が反映されるものと推測しています。

日興証券でのクロス取引では、一般信用売りの金額を高めに入れた「指値」注文にしつつ、注文期間を「今週中」にして金曜日にクロスする人がほとんどです。

しかし、この週末クロスに少しだけ罠があり、そこが狙い目です。

狙い目は
・争奪戦の日(金曜日)の翌月曜日5時
・争奪戦の日(金曜日)の翌木曜日5時

週末クロスの罠の1つ目は、在庫確保の注文時に注文期間を「当日中」にしてしまうことです。

これをやってしまうと、注文が開始される翌月曜日に指値注文がされます。

ここで、指値が値幅制限よりも高いと注文がエラーになって、取り消されてしまいます。

この値幅制限の反映が朝5時と予想されるので、注文期間を「今週中」にしたつもりの人が気づかぬまま注文エラーとなり在庫が復活する、と推測しています。

週末クロスの罠の2つ目は、木曜日の夜に注文方法を「指値」から「成行」に変更し忘れることです。

これをやってしまうと、注文期間が「今週中」になっていても、期限の最終日である金曜日に指値注文されます。

ここで、1つめの罠と同様に、指値が値幅制限よりも高いと注文がエラーになって、取り消されてしまいます。

この値幅制限の反映が朝5時と予想されるので、注文方法の変更を忘れていた人が気づかぬまま注文エラーとなり在庫が復活する、と推測しています。

3.翌週の争奪戦に参加

一般信用売りの在庫がゼロになってしまっても、翌週の金曜日の夕方には在庫が復活していることは頻繁にあります。

これは、前の週に在庫を確保したものの翌週でも在庫を確保できると判断した人が、一般信用売りの注文を約定させずにスルーしたことなどによって復活していると推測します。

ただし競争は熾烈を極め、在庫が復活しても取れない可能性も高いです。

最近SMBC日興証券に取引パスワードが導入されたことも、さらに在庫獲得の困難さに拍車をかけているようです。

しかし可能性はゼロでは無いので、争奪戦に参戦することは良いと思います。

4.サブ口座でクロスする

結論から言うとサブ口座として楽天証券またはSBI証券でクロスをするのがオススメです。

これら2つがオススメな理由はこちら!

・一般信用売りの在庫が権利月終盤でも残っていることが多い
取引手数料を安く抑えられる
・信用口座開設の審査もハードルが高くない

SMBC日興証券は貸株料が安いことや、注文期限を今週中で指定できることなどからクロス取引の口座として非常に多くの人が利用しています。

その影響で非常に早い時期に在庫がなくなり、権利月に入ってからだと人気銘柄は特に在庫確保が非常に困難になってきています。

そのため、確実に優待を取得したい銘柄については他の証券会社でクロスすることも有効な手段です。

SMBC日興証券以外でも一般信用売りはできますので、当然クロス取引は可能です。

こちらは10月末権利の超人気銘柄、神戸物産(3038)の同日のSMBC日興証券と楽天証券の一般信用売り在庫状況です。

このようにSMBC日興証券でまったく在庫が残っていなくても、他証券ではたっぷり残っているなんてことも良くあります。

驚きですよね!

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長期(※)だと貸株料も日興証券より低いよ

※一般信用無期限のこと

そういう意味でクロス用のサブ口座を持っておくことは優待が欲しい銘柄を確実にクロス取引する上で有効な手段の一つです。

さらに、サブ口座に在庫が残っていることでSMBC日興証券での在庫確保の時期もギリギリまで粘る心の余裕ができ、結果として取得コストを下げることにもつながります。

サブ口座として楽天証券SBI証券をススメしていますが、この2つの証券会社の長所(GOOD)と短所(BAD)を簡単に整理しておきましょう。

楽天証券
GOOD:一般信用長期の金利が安い、金額次第(1日100万円まで)で取引手数料無料
GOOD:信用口座を開くのが簡単
BAD:短期は金利が高いので注意
SBI証券
GOOD:金額次第(1日200万円まで)で取引手数料無料
GOOD:信用口座を開くのが簡単
BAD:金利は高い

このあたりが実際に他の証券会社と比べてどうなのか、比較してみました。

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ちなみにSBI証券と楽天証券の在庫復活(信用売り注文がだせるようになる)の時間は19時です。

クロスにかかるコストをなるべく下げることを考えた場合には、以下の2つの組み合わせで選べば大きく間違うことはなさそう、ということでこの組み合わせ6通りで比較しています。

手数料プランは手数料が最安になるものを選択している前提です。

※手数料プランは取引をする前日までに変更手続きをしておきましょう。

(1) 1日の売り+買いの合計金額
100万円以下、100万円~200万円、200万円以上のどこか
(2) 一般信用売りの種類
長期、短期のどちらの在庫が残っているか

上記(1)、(2)のポイントの全組合せ6通りで証券会社7社を比較した表がこちら↓です。

A.1日の売り+買いの合計が100万円以下/長期

証券会社 SMBC日興証券 楽天証券 SBI証券 auカブコム証券 松井証券 マネックス証券 GMOクリック証券
手数料コース ダイレクトコース いちにち定額コース アクティブプラン 1日定額手数料 選択肢なし 取引毎手数料コース 1日定額プラン
買い方法 *1 制度信用買い
→現引
現物買い 現物買い 現物買い 一日信用
→現引き
1D信用買い
→現引き
現物買い
信用売り手数料[円] 0 0 0 0 *3 0 99-198 *4 0
信用買い手数料[円] 0 0 99-198 *4
現物買い手数料[円] 0 0 0 0
貸株料[%] 1.4 1.1 1.1 1.5 2 1.1 0.8
買方金利[%] 2.5 0 1.8
管理費[円] 0 110 *2 110 *2 110 *2 110 *2 110 *2 110 *2

*1:コストが最安になる買いの方法
*2:1ヶ月を超える場合発生
*3 プレミアム手数料が加わる可能性有
*4:約定金額で変動

B.1日の売り+買いの合計が100万円〜200万円/長期

証券会社 SMBC日興証券 楽天証券 SBI証券 auカブコム証券 松井証券 マネックス証券 GMOクリック証券
手数料コース ダイレクトコース いちにち定額コース アクティブプラン 1日定額手数料 選択肢なし 取引毎手数料コース 1日定額プラン
買い方法 *1 制度信用→現引 いちにち信用→
現引き
現物買い デイトレ信用→
現引き
一日信用
→現引き
1D信用買い→
現引き
一般信用買い→
現引き
信用売り手数料[円] 0 0 0 0 *3 0 99-198 *4 264
信用買い手数料[円] 0 0 0 0 99-198 *4 264
現物買い手数料[円] 0
貸株料[%] 1.4 1.1 1.1 1.5 2 1.1 0.8
買方金利[%] 2.5 0 *5 1.8 0 1.8 2
管理費[円] 0 110 *2 110 *2 110 *2 110 *2 110 *2 110 *2

*1:コストが最安になる買いの方法
*2:1ヶ月を超える場合発生
*3 プレミアム手数料が加わる可能性有
*4:約定金額で変動
*5:いちにち信用(いちにち定額コースの合計額には含まれない)

C.1日の売り+買いの合計が200万円以上/長期

証券会社 SMBC日興証券 楽天証券 SBI証券 auカブコム証券 松井証券 マネックス証券 GMOクリック証券
手数料コース ダイレクトコース 超割コース スタンダードプラン ワンショット手数料 選択肢なし 取引毎手数料コース 1日定額プラン
買い方法 *1 制度信用→現引 いちにち信用→
現引き
日計り信用買い→
現引き
デイトレ信用→
現引き
一日信用
→現引き
1D信用買い→
現引き
一般信用買い→
現引き
信用売り手数料[円] 0 385 385 385 0 99-198 *4 264
信用買い手数料[円] 0 0 385 0 0 99-198 *4 264
現物買い手数料[円]
貸株料[%] 1.4 1.1 1.1 1.5 2 1.1 0.8
買方金利[%] 2.5 0 *5 0 1.8 0 1.8 2
管理費[円] 0 110 *2 110 *2 110 *2 110 *2 110 *2 110 *2

*1:コストが最安になる買いの方法
*2:1ヶ月を超える場合発生
*3 プレミアム手数料が加わる可能性有
*4:約定金額で変動
*5:いちにち信用(いちにち定額コースの合計額には含まれない)

D.1日の売り+買いの合計が100万円以下/短期

証券会社 SMBC日興証券 楽天証券 SBI証券 auカブコム証券 松井証券 マネックス証券 GMOクリック証券
手数料コース ダイレクトコース いちにち定額コース アクティブプラン 1日定額手数料 選択肢なし 取引毎手数料コース 1日定額プラン
買い方法 *1 制度信用買い
→現引
現物買い 現物買い 現物買い 一日信用
→現引き
1D信用買い
→現引き
現物買い
信用売り手数料[円] 0 0 0 0 *3 0 99-198 *4 0
信用買い手数料[円] 0 0 99-198 *4
現物買い手数料[円] 0 0 0 0
貸株料[%] 1.4 3.9 3.9 1.5 銘柄毎に設定 3.9 3.85
買方金利[%] 2.5 0 1.8
管理費[円] 0 110 *2 110 *2 110 *2 110 *2 110 *2 110 *2

*1:コストが最安になる買いの方法
*2:1ヶ月を超える場合発生
*3 プレミアム手数料が加わる可能性有
*4:約定金額で変動

E.1日の売り+買いの合計が100万円〜200万円/短期

証券会社 SMBC日興証券 楽天証券 SBI証券 auカブコム証券 松井証券 マネックス証券 GMOクリック証券
手数料コース ダイレクトコース いちにち定額コース アクティブプラン 1日定額手数料 選択肢なし 取引毎手数料コース 1日定額プラン
買い方法 *1 制度信用
→現引き
いちにち信用→
現引き
現物買い デイトレ信用→
現引き
一日信用
→現引き
1D信用買い→
現引き
一般信用買い→
現引き
信用売り手数料[円] 0 0 0 0 *3 0 99-198 *4 264
信用買い手数料[円] 0 0 0 0 99-198 *4 264
現物買い手数料[円] 0
貸株料[%] 1.4 3.9 3.9 1.5 銘柄毎に設定 3.9 3.85
買方金利[%] 2.5 0 *5 1.8 0 1.8 2
管理費[円] 0 110 *2 110 *2 110 *2 110 *2 110 *2 110 *2

*1:コストが最安になる買いの方法
*2:1ヶ月を超える場合発生
*3 プレミアム手数料が加わる可能性有
*4:約定金額で変動
*5:いちにち信用(いちにち定額コースの合計額には含まれない)

F.1日の売り+買いの合計が200万円以上/短期

証券会社 SMBC日興証券 楽天証券 SBI証券 auカブコム証券 松井証券 マネックス証券 GMOクリック証券
手数料コース ダイレクトコース 超割コース スタンダードプラン ワンショット手数料 選択肢なし 取引毎手数料コース 1日定額プラン
買い方法 *1 制度信用
→現引
いちにち信用→
現引き
日計り信用買い→
現引き
デイトレ信用→
現引き
一日信用
→現引き
1D信用買い→
現引き
一般信用買い→
現引き
信用売り手数料[円] 0 385 385 385 0 99-198 *4 264
信用買い手数料[円] 0 0 385 0 0 99-198 *4 264
現物買い手数料[円]
貸株料[%] 1.4 3.9 3.9 1.5 銘柄毎に設定 3.9 3.85
買方金利[%] 2.5 0 *5 0 1.8 0 1.8 2
管理費[円] 0 110 *2 110 *2 110 *2 110 *2 110 *2 110 *2

*1:コストが最安になる買いの方法
*2:1ヶ月を超える場合発生
*3 プレミアム手数料が加わる可能性有
*4:約定金額で変動
*5:いちにち信用(いちにち定額コースの合計額には含まれない)

5.制度クロスに賭ける

最後に、ハイリスクですが制度信用でクロスする方法もあります。

在庫が確保できない銘柄は逆日歩も付きやすい傾向があり、優待の価値よりも高い逆日歩を払うことになるということもザラにあります。

それでも、長期保有の判定のためにどうしてもクロスしたいという場合には賭けてみても良いかも知れません。

長期保有の維持の為なら現物を持っておく方がリスクは低い、と個人的には思いますが。

そんな時でもどのくらいリスクがあるのか、多少でも予測するために過去の逆日歩は最低限調べましょう。

過去の逆日歩を調べられるサイトとして、私が使っているのはこちらです。

株主優待を極める – 株主優待情報がほぼ揃う

銘柄名をクリックして、「過去の逆日歩・権利落ち」の中を覗くと過去の逆日歩が調べられます。

まとめ

SMBC日興証券で一般信用売りの在庫切れ銘柄をクロス取引する裏技として5つ挙げました。

翌週の争奪戦に参加
朝5時の在庫復活を狙う
・在庫切れでも注文を出し続ける
他の証券会社でクロスする
・制度クロスに賭ける

細かいポイントを挙げると、これ以外にも技はありますが、まずはこれらを試してみて下さい。

株主優待で皆さんの暮らしが豊かになることをお祈りしています。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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